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ナレッジ / デジタルマーケティング / ChatGPT広告の始め方。日本での出稿条件と費用、最初の30日
デジタルマーケティングWeb広告・集客

ChatGPT広告の始め方。日本での出稿条件と費用、最初の30日

公開日:2026年9月23日更新日:2026年9月23日執筆:WiUs編集部
SPONSORED 日本では、もう出稿できます。 ChatGPT広告 の始め方 出稿条件・費用・30日の段取り CHATGPT ADS
ChatGPT広告が日本でも始まったと聞いた。ただ、自社で出せるのか、いくらかかるのか、何から手を付ければよいのかが分からない。広告主のマーケティング担当者から、この段階の質問が出ています。この記事では、2026年9月23日時点で公開されている情報をもとに、日本での出稿条件、費用の考え方、審査と準備の順番を整理します。

結論

ChatGPT広告は日本ですでに出稿できます。2026年6月19日に日本のユーザーへの広告表示が始まり、6月28日には事業主自身が ads.openai.com の管理画面から直接出稿できるようになりました。代理店に頼む場合も、広告アカウントを作るのは事業主本人です。費用は次の3つを押さえてください。

  • ①1日の予算は2,500円から設定できます。キャンペーン総予算なら1円から設定できます
  • ②課金はリーチ目的がCPM、クリック目的とコンバージョン目的がCPCです
  • ③CPCの入札は、公式ヘルプで1クリック3ドルから5ドルが開始の目安として案内されています

先に確認すべきは予算ではありません。ベータ期間中は出稿できる分野が限られています。自社の商材が対象かどうかを確かめてから、アカウントの作成に進んでください。

この記事で分かること

  • 日本での提供状況と、出稿までに必要な手続き
  • ベータ期間中に出稿できる分野と、できない分野
  • 課金方式と予算の下限、入札の考え方
  • 配信を始めるまでの30日の段取り

目次

  1. 日本での提供状況
  2. 出稿できる分野が限られています
  3. 検索広告と何が違うのか
  4. 費用と入札の決め方
  5. 配信前に詰まりやすい3つの設定
  6. 最初の30日でやること
  7. よくあるご質問
  8. まとめ
表1:2026年9月23日時点の出稿条件
項目内容確認しておくこと
日本での提供2026年6月19日に広告表示が開始。6月28日に事業主向けのセルフサーブが開放された出稿窓口は ads.openai.com の Ads Manager Beta
広告が届く相手ChatGPT FreeとChatGPT Goの18歳以上のユーザー。Plus、Pro、Businessなどの有料プラン契約者には表示されない自社の顧客層が無料プランを使っているか
表示のされ方会話の直下に1ユニットで表示され、スポンサー表示で回答と区別される広告は回答そのものには影響しない仕組みになっている
広告アカウント事業主自身が作成する。代理店が事業主のアカウントを開設、所有する仕組みは用意されていない代理店に依頼する場合は、作成後にメンバーとして招待する
課金方式リーチ目的はCPM、クリック目的とコンバージョン目的はCPC目的はキャンペーン作成時に決め、あとから変更できない
予算の下限1日の予算は2,500円から。キャンペーン総予算は1円から1日の予算は7日間で平均した金額を指す
出稿できる国日本、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、韓国提供状況は公式ヘルプで更新される

日本での提供状況

日本での動きは2段階でした。まず2026年6月19日に、日本のユーザーの画面に広告が表示され始めました。次に6月28日、日本の事業主が自分で広告アカウントを作り、配信まで進められるようになりました。

同じ時期に、電通デジタル、Hakuhodo DY ONE、サイバーエージェントの3社が国内ローンチパートナーとして支援を発表しています。代理店経由でしか出せない状態ではありません。自社で出すか、代理店に運用を任せるかを選べます。

ただし1点だけ、他の媒体と違うところがあります。Google広告のMCCやMeta Business Managerのように、代理店が事業主のアカウントを開設して持つ仕組みがありません。代理店に任せる場合も、アカウントを作るのは事業主本人です。作ったあとに、代理店の担当者をメンバーとして招待します。

アカウント作成時に入力する国、通貨、タイムゾーンの3つは、あとから変更できません。日本法人で出すなら、日本の情報で正確に登録してください。

出稿できる分野が限られています

予算より先に確認するのはここです。ベータ期間中は、出稿できる広告の分野が限られています。自社の商材が対象外なら、準備しても配信できません。

表2:ベータ期間中の分野の扱い
区分分野
出稿できる家庭用品と日用品、地域サービス、旅行と娯楽、デジタル製品と教育
米国のみ条件付き金融サービス、ヘルスケアサービス
出稿できない成人向けコンテンツ、アルコールとたばこ、偽造品、ギャンブル、露骨な性的描写と暴力表現、住宅と雇用、法的サービス、政治的な内容、娯楽用ドラッグ、詐欺と不正行為、デリケートな話題や出来事、健康に関する主張

不動産や人材の広告を検討している場合は、住宅と雇用が出稿できない分野に入っている点に注意してください。金融とヘルスケアは、米国の広告主に限って個別に承認される場合があります。

この区分は現時点のものです。OpenAIは審査やコンプライアンスの体制を整えながら、対象を順次広げるとしています。出せない分野でも、条件次第で認められる商材はあります。判断に迷う場合は、OpenAIの広告ポリシーで自社の商材を確かめてください。

検索広告と何が違うのか

最大の違いは、キーワードにあたる仕組みがないことです。代わりに広告グループごとに「コンテキストヒント」を設定します。自社の商材が関わりそうな会話やユーザーの状況を、文章で書き込む方式です。

書き方にコツがあります。単語を並べるのではなく、ユーザーがChatGPTに相談しそうな質問や状況を、そのまま説明するように書きます。引っ越しの商材なら、地名を並べるのではなく「この地域で物件を探している人」というように、状況ごと書きます。

広く網羅するより、関連性を優先します。1つの広告グループには1つのテーマだけを入れ、対象や用途が違うものは分けてください。レポートで見られる情報がまだ限られているため、細かく分けておくほうが、あとで何が効いたのかを判断できます。

地域は都道府県単位で指定でき、除外もできます。自社の顧客リストを使ったカスタムオーディエンスも利用できます。こちらはリストのうち最低25,000件がChatGPT側の登録情報と一致している必要があり、OpenAIは10万件以上を推奨しています。

接点のタイミングも違います。検索広告は、検索窓に言葉を入れた直後に表示されます。ChatGPT広告は、ユーザーが対話しながら情報を集め、選択肢を比べている途中に表示されます。最後のクリックだけを見る計測を続けると、貢献を過小評価します。AI検索全体への向き合い方は、AIOとは?SEOとの違いと基本的な考え方で整理しています。

費用と入札の決め方

キャンペーンの目的を決めると、課金方式も決まります。リーチ目的はCPM、クリック目的とコンバージョン目的はCPCです。目的はあとから変更できないため、変えたい場合はキャンペーンを作り直します。

入札戦略は2つです。予算内で成果が最大になるよう自動で調整する「成果を最大化」と、広告主が上限額を決める「上限入札額」です。

CPC入札の開始目安 = 1クリックあたり3ドルから5ドル

これは公式ヘルプで案内されている目安です。ただし、管理画面に表示される推奨額を下回る入札でも配信量を確保できたという報告があります。推奨額をそのまま前提にすると、必要以上に高い単価で入札することになりかねません。低めから始めて、配信量を見ながら上げてください。

予算の設定には落とし穴があります。1日の予算は、1日あたりの上限額ではありません。7日間で1日あたり平均していくら使うか、という設定です。日ごとの消化額は上下します。日次で見て予算超過に見えても、7日間の合計で管理してください。

請求は後払いです。配信に応じて支出が積み上がり、アカウントごとの支払い閾値に達した時点でカードに課金されます。閾値は広告主側では変更できません。カード登録時には、確認のために最大3日間、100ドルの与信枠が一時的に確保されます。

配信前に詰まりやすい3つの設定

1. ランディングページのクローラー許可

ランディングページは、OpenAIのクローラーがアクセスできる状態にしておく必要があります。対象は OAI-AdsBot と OAI-SearchBot の2つです。広告審査と配信の判断のために、OpenAI側がページの内容を参照します。

robots.txt でこの2つを許可してください。Cloudflareなどのボット対策を入れている場合は、そちらの許可リストにも登録が要ります。CAPTCHAやJSチャレンジを使っているなら、対象から外す設定も必要です。インフラの担当者と一緒に確認してください。

2. 入稿規定

広告タイトルは推奨16文字から24文字、最大50文字です。広告コピーは推奨32文字から48文字、最大100文字です。画像はPNGかJPGの正方形で、1200×1200ピクセル以下にします。

チャット画面の表示枠は小さいため、情報を詰め込んだ画像は読めません。商品の見た目がひと目で伝わるものを選んでください。

3. コンバージョン計測

計測方法は2つあります。サイトに設置するJavaScript Pixelと、サーバー側からイベントを送るConversions APIです。ECやサーバー側で購買が発生する仕組みでは、両方を併用するのが確実です。

配信開始からレポートに反映されるまで、通常で最大7時間かかります。開始直後に数字が出ていなくても、まだ判断できません。24時間経っても表示が1件も発生しない場合は、アカウント認証、請求設定、予算、終了日、支払い方法を順に確認してください。

最初の30日でやること

順番を間違えると手戻りが出ます。商材が対象かどうかの確認を最初に置いてください。

表3:最初の30日の進め方
週やること誰が完了の条件
1週目自社の商材がベータ期間中の対象分野に入るかを、OpenAIの広告ポリシーで確認する。あわせて広告アカウントを作成し、認証と審査を通すマーケ担当アカウントが承認され、請求プロファイルと支払い方法が登録されている
2週目コンテキストヒントを書く。ユーザーがChatGPTに相談しそうな質問と状況を、商材ごとに文章で用意する。広告グループは1テーマ1グループで分けるマーケ担当広告グループの構成と、グループごとのヒントが確定している
3週目クリエイティブとランディングページを用意する。入稿規定に合わせてタイトル、コピー、画像を作る。robots.txtでOAI-AdsBotとOAI-SearchBotを許可するマーケ担当と制作広告が審査を通り、クローラーの許可設定が済んでいる
4週目計測を設置して少額で配信を始める。1日の予算は下限から始め、7日間の合計で消化を見るマーケ担当コンバージョン計測が動き、配信が1週間分たまっている

30日後に手元にあるべきものは3つです。自社商材の出稿可否、実際のCPCの水準、コンバージョンの計測結果。この3つが揃えば、予算を増やすかどうかを数字で判断できます。

やらなくてよいことも決めておきます。他媒体のベンチマークと比べること、いきなり予算を積むこと。この2つは最初の30日では不要です。ベータ段階では業界別の目安がまだなく、配信の仕組みが違うため他媒体との比較では判断できません。自社の広告グループの中で、ヒントとクリエイティブを調整しながら採算を確かめる段階です。広告からの受け皿づくりについては、LINEを売上に変える導線設計。3つの原因と直す順番もあわせてご覧ください。

よくあるご質問

QChatGPT広告は今すぐ出稿できますか。

A出稿できます。2026年6月28日から、日本の事業主が ads.openai.com で広告アカウントを作り、配信まで進められるようになりました。ただしアカウントの認証と広告審査があるため、申し込んだ当日に配信が始まるわけではありません。

Qいくらから始められますか。

A1日の予算は2,500円から設定できます。キャンペーン総予算を選べば1円から設定できます。CPCの入札は、公式ヘルプで1クリック3ドルから5ドルが開始の目安として案内されています。

Qどの業種でも出せますか。

A出せません。ベータ期間中に出稿できるのは、家庭用品と日用品、地域サービス、旅行と娯楽、デジタル製品と教育です。住宅と雇用、ギャンブル、政治的な内容などは出稿できません。金融とヘルスケアは米国の広告主に限り条件付きです。

Q代理店に運用を任せられますか。

A任せられます。ただし広告アカウントを作るのは事業主自身です。代理店が事業主のアカウントを開設して所有する仕組みは用意されていません。作成後に代理店の担当者をメンバーとして招待し、権限を渡す流れになります。

Qキーワードは設定しないのですか。

A設定しません。検索広告のキーワードにあたる仕組みはなく、広告グループごとにコンテキストヒントを文章で設定します。ユーザーがChatGPTに相談しそうな質問や状況を説明するように書いてください。

Q既存の検索広告の素材は使えますか。

Aそのままでは使えません。タイトルは最大50文字、コピーは最大100文字、画像は正方形で1200×1200ピクセル以下という規定があります。訴求の作り方も、キーワードに合わせる形から、会話の文脈に合わせる形に変わります。

まとめ

ChatGPT広告は日本で出稿できる状態です。2026年6月19日に広告表示が始まり、6月28日に事業主向けのセルフサーブが開放されました。代理店に任せる場合も、アカウントを作るのは事業主本人です。

最初に確認するのは予算ではなく、自社の商材がベータ期間中の対象分野に入るかどうかです。対象なら、1日の予算2,500円から始められます。キーワードの代わりにコンテキストヒントを文章で書き、ランディングページはOpenAIのクローラーを許可しておきます。1日の予算は7日間の平均を指すため、消化は週単位で見ます。

30日で揃えるのは、出稿可否、実際のCPC、コンバージョンの計測結果です。この3つが出れば、予算を増やすかどうかを数字で判断できます。

出典

  • Ads Manager の提供状況(OpenAI Help Center)
    https://help.openai.com/ja-jp/articles/20001245-ads-manager-availability
  • ChatGPT広告(ChatGPT Ads)とは?特徴・配信の仕組み・費用・出稿の流れを解説(アナグラム、2026年8月17日更新)
    https://anagrams.jp/blog/basic-knowledge-of-chatgpt-ads/
  • ChatGPT、日本で広告表示開始(Impress Watch、2026年6月19日)
    https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2118443.html
  • OpenAI 広告ポリシー
    https://openai.com/ja-JP/policies/ad-policies/

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